このブログは、黒猫をテーマに綴っているのですが……今回はちょっと寄り道のお話。
ブログを始めたきっかけで調べ始めた「招き猫」にすっかり夢中になってしまい、豪徳寺から始まり、吉原、浅草へと記事が増えてしまいました。
でも振り返ってみると、そのすべてが「ご縁」に導かれた出会いだったような気がしています。
なぜ招き猫に惹かれたのか──よろしければお付き合いください。
黒猫ブログが招き猫に寄り道した理由
きっかけは豪徳寺から
このブログはアフィリエイトブログにしようと考えていたので、売るものを考えなければいけません。猫関係で思いついたのが「招き猫」でした。「招き猫って黒猫もあるし…」程度のノリ(笑)。招き猫の簡単な記事を書こうと思い、有名な「豪徳寺伝説」を知ることに。
豪徳寺には是非行ってみようと思います。
豪徳寺といえば、彦根藩のゆるキャラ「ひこにゃん」のモデルとしても知られています。現代では地域おこしの一環として語られることもあるけれど、それもまた伝説の新しいかたちなのかもしれませんね。
吉原へとつながる浮世絵の縁
次にご縁があったのは吉原。2020年に太田美術館さんのTwitter(現在のX)で見かけた偶然です。「猫好きの花魁」の浮世絵は興味深く拝見し、しっかりリツイートまでしていました。
そして招き猫伝説のひとつに、あの時の花魁が関係していたとは。
「薄雲大夫(うすぐもたゆう)」の浮世絵を目にして、江戸時代の花魁の存在がグッと身近に感じるようになりました。こうしてみると、写真が無い時代の浮世絵の情報って、すごく貴重なんだなと思いました。
猫というテーマを通じて、まったく知らなかった歴史や文化に触れることができる──それもまた猫の力なのかもしれません。
浅草で出会った丸〆猫と「助六」さんの思い出
そして最後は浅草。つい最近の事。「江戸東京博物館」のポスターに目が留まり、そこで「丸〆猫(まるしめねこ)」という存在を知りました。
なんとも不思議でかわいらしい姿に惹かれて調べてみると、なんと招き猫のご先祖様?
記事を書いた後、思わず浅草寺のすぐそばにある「助六」さんで「丸〆猫」を購入しました。
「助六」さんは江戸趣味小玩具で有名なお店。実は10代の頃から、私は初詣に浅草へ行くのが習慣でした。そのとき助六さんで見かけた「ミニマリスト人形」(注:私がつけた名前です。)に一目惚れして、「これぞ理想の暮らし!」と騒いでいたら、友人たちが誕生日にプレゼントしてくれた──そんな懐かしい思い出もよみがえりました。小さな一軒家でお風呂に入っている人がいる、不思議な人形?玩具?(笑)今も大事にしています。江戸玩具も興味深いですね。

猫にまつわる神社とお寺、日本中に広がる招き猫
日本にはまだまだ、猫にまつわる神社やお寺、伝説がたくさんあります。そして「黒猫神社」「黒猫寺」なるものも存在すると聞けば、行ってみたくなるのが猫好きの性(さが)というもの!「招き猫」の一大産地・常滑にも行ってみたい!
最近では、人気の『ダンダダン』にも招き猫のキャラクターが登場していますね!漫画は読んでいないのですが、アニメ版を楽しんで観ています。今の時代にも、招き猫がこうしてキャラクターとして活躍するなんて……時代を越えて、猫たちの存在が愛され続けていることを改めて感じました。
時代を越えて受け継がれる猫たちの物語。その一端を、こうしてブログで綴れることに感謝しつつ──これからも、黒助とともに、猫たちとのご縁を楽しんでいきたいと思います。
我が家の招き猫たち。丸〆猫が仲間入りしました。大きな白い猫はお義母さんから「あなた猫好きでしょう?」と譲り受けたもの。持て余していたのかもしれませんね(笑)。「猫と鰹節」という東宝映画(詐欺師の映画らしい)のタイトルが入っています。

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