PR

黒猫ブログ、招き猫との不思議なご縁

黒猫雑記

このブログは、黒猫をテーマに綴っているのですが……今回はちょっと寄り道のお話。

ブログを始めたきっかけで調べ始めた「招き猫」にすっかり夢中になってしまい、豪徳寺から始まり、吉原、浅草へと記事が増えてしまいました。

でも振り返ってみると、そのすべてが「ご縁」に導かれた出会いだったような気がしています。

なぜ招き猫に惹かれたのか──よろしければお付き合いください。

黒猫ブログが招き猫に寄り道した理由

きっかけは豪徳寺から

このブログはアフィリエイトブログにしようと考えていたので、売るものを考えなければいけません。猫関係で思いついたのが「招き猫」でした。「招き猫って黒猫もあるし…」程度のノリ(笑)。招き猫の簡単な記事を書こうと思い、「豪徳寺伝説」を知ることに。

そう、何も知らなかったんです。「招き猫」の事。

豪徳寺の猫といえば、彦根藩のゆるキャラ「ひこにゃん」のモデルとしても知られています。これは私も以前から知っていました。(ひこにゃんって…「猫のビジュアルとしては、びみょ~」と思っていました。)

豪徳寺伝説をインターネットで調べて、招き猫の記事を書き、分かったつもりになりました。

間違っていました。

少しずつ分かってきました。豪徳寺は「今現在、招き猫発祥の地として勢いがあるところ」なのです。

しかし、地域おこしの一環としても、それがまた伝説の新しいかたちになるのかもしれません。

何年、何十年後、百年後は、どうなっているのでしょう。

吉原へとつながる浮世絵の縁

次にご縁があったのは吉原。2020年に太田美術館さんのTwitter(現在のX)で見かけた偶然です。「猫好きの花魁・薄雲」の浮世絵は興味深く拝見し、しっかりリツイートまでしていました。

そして招き猫伝説のひとつに、あの時の花魁が関係していたとは。

招き猫関係の色々なブログを閲覧していくうちに、薄雲大夫の記事を発見しました。

「薄雲大夫(うすぐもたゆう)」の浮世絵を描いたのは月岡芳年

月岡芳年はおどろおどろしい残酷な絵で有名ですが、師匠・歌川国芳が大の猫好きで、芳年も可愛らしい猫の絵もたくさん描いています。

この浮世絵がなければ、薄雲大夫の招き猫伝説も、今に残らなかったのでは?

こうしてみると、写真が無い時代の浮世絵の情報って、すごく貴重なんだなと思いました。

ちなみに、浮世絵に書いてある文章によると、「玉が自分の命を捨てて薄雲を救った」のは『近世江都著聞集』(江戸時代の話を集めた説話集)や『烟花清談』(吉原に関わる奇談や伝承を集めたもの)に収録されたエピソードとのことです。

浅草で出会った丸〆猫と「助六」さんの思い出

そして最後は浅草。つい最近の事。「江戸東京博物館」のポスターに目が留まり、そこで「今戸焼・丸〆猫(まるしめねこ)」という存在を知りました。

招き猫に似てる…何か関係あるのかもしれない

なんとも不思議で素朴な姿に惹かれてインターネットで調べてみると、なんとこちらが招き猫のご先祖様?

実際に浅草寺の側の屋台で売られている様子が、浮世絵に描かれている!

記事を書いた後、思わず浅草寺のすぐそばにある「助六」さんで「丸〆猫」を購入しました。

「助六」さんは江戸趣味小玩具で有名なお店。実は10代の頃から、私は初詣に浅草へ行くのが習慣でした。そのとき助六さんで見かけた「ミニマリスト人形」(注:私がつけた名前です。)に一目惚れして「これぞ理想の暮らし!」と騒いでいたら、友人たちが誕生日にプレゼントしてくれた──そんな懐かしい思い出もよみがえりました。「小さな一軒家でお風呂に入っている人がいる」不思議な人形?玩具?その平和で穏やかな様子が、羨ましくてたまらない(笑)。今も大事にしています。

記憶を手繰ると、昔から浅草の屋台で丸〆猫を見ていたような気がします。

でも「招き猫っぽいけど、違う」と思っていました。

何も知らなかった私は、常滑産の招き猫が「正しい姿」と誤解をしていたのです。

猫にまつわる神社とお寺、日本中に広がる招き猫

日本にはまだまだ、猫にまつわる神社やお寺、伝説がたくさんあります。そして「黒猫神社」「黒猫寺」なるものも存在すると聞けば、行ってみたくなるのが猫好きの性(さが)というものですね。

最近では、人気の『ダンダダン』にも招き猫のキャラクター「ターボババア」が登場していますね!漫画は読んでいないのですが、アニメ版を楽しんで観ています。今の時代にも、招き猫がこうしてキャラクターとして活躍するなんて……時代を越えて、猫たちの存在が愛され続けていることを改めて感じました。

時代を越えて受け継がれる猫たちの物語。その一端を、こうしてブログで綴れることに感謝しつつ──これからも、黒助とともに、猫たちとのご縁を楽しんでいきたいと思います。

我が家の招き猫たち。丸〆猫が仲間入りしました。大きな白い猫はお義母さんから「あなた猫好きでしょう?」と譲り受けたもの。持て余していたのかもしれませんね(笑)。「猫と鰹節」という東宝映画(詐欺師の映画らしい)のタイトルが入っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました